太陽光事業者ランキング Top60 最新版(24年7月版)公開

  合計18,000件以上の発電所情報を調査、集計した事業者ランキングを公開します。
22年11月の公開データの最新版です。
SPC出資比率の反映や、Gr会社の集約をしているため

「Gr全体での実際の保有容量」

がわかるのが特徴です。
上位10社は以下の結果となりました。

【太陽光発電所保有量ランキング 事業者Top10】


本データは以下の通り集計
・24年6月時点のWeb上の公開情報から抽出 
・稼働済案件の現保有者で集計
・Gr会社の案件は親会社に集約
・出資比率を考慮

集計方法の詳細は本ページ末尾を参照ください。

【各社の動向】

()内は前回22年下期の順位
1位(2) 新規稼働少なく、微増
2位(5) 特高稼働相次ぎ、180MW増
3位(1) 他社への売却により減少
4位(6) パシフィコ開発の2件出資で200MW増
5位(3) 微増にとどまる
6位(-) 22年にユーラス、23年にSBエナジーと大型買収が続き、一躍上位に。太陽光は3年以上新設の動きなし
7位(4) 微増にとどまる
8位(7) 屋根置きを積極開発、65MW積み増し
9位(8) 案件買取で50MW増加
10位(16) 他社共同出資の大型特高案件稼働が相次ぎ200MW超の上乗せ

10位以下の注目  (-)は前回61位以下

12位(10) 発電事業者買収によりGr保有量が増加
16位(58) 特高稼働相次ぎ、4倍に
18位(29) 特高稼働相次ぎ、倍増
20位(-) 24年にタイ系2社の案件を買収、350MWの大手に
36位(-) 公開情報の充実で従来不明だった案件を加算、倍増
41位(-) 案件買収多数で急伸
54位(-) 特高2件稼働で急伸 80MW超増加

22年11月の公開記事はこちら

【事業者Top60】

60位までの事業者はDC容量で130MW以上を保有していることがわかりました。
各社の企業情報や出資SPC、特徴など詳細な情報を網羅した一覧表を公開しています。

ダウンロードはこちらから
上記リンク先から22年公開データもダウンロード可能です。
一覧表の社名に各社の事業Webサイトへのリンクを埋め込んでおり、前回公開資料と比べて利便性を高めています。

【発電所データベース】

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データベースについてはこちら


(集計方法についての補足)
1. 経産省の公表情報や各社のニュースリリース、業界情報から集計。経産省の認定情報は23年12月稼働の案件を計上。
2. 開発や売却は含めず「現在の保有者」で集計
3. 親会社の出資比率に応じて計上(出資51%の子会社が所有している容量は51%分加算)
  ただし、親会社が再エネ事業をしていない、関係が遠い(孫会社や親子ではないGr)場合は別会社として扱う。
4. 出資比率が非公表の場合、2社では50%ずつ、3社では40,30,30%、4社では全て25%と仮定。
  出資比率が特徴的な事業者では比率を統一(例:X社が常に80%出資の場合、比率不明でも80%出資と仮定)
  ※大型案件では出資比率が非公表のケースも多く、比率次第で数10MW単位で保有量が変動することに注意
5. SPCへの出資者が公開情報から追跡できない案件が合計750MW存在する。投資主体の企業の公表値との乖離など、出資比率の考慮や開発/売却の除去を含めても他の公表値との乖離が大きい場合は「出資者不明のSPC案件分が未加算」の場合がある

その他補足
・信託スキームやアセットマネジメント委託の場合、認定情報上は実際の事業者情報が得られないため、公開情報で判明していないものは信託やアセマネ担当の名称で集計。
・建設中案件は以下の条件を満たす場合にデータベースに追加
 ・古いFIT案件や大規模案件: 建設が開始された事がわかる公開情報を確認した時点
 ・新しいFIT案件: 隣接地に同一事業者で稼働中の案件がある未稼働案件
・本データは10年前から継続的に集計しているため、現在は非公開となっている情報やWebサイトが存在しないなどで確認できない情報も存在することに注意

過去の記事一覧

太陽光発電所保有量ランキング 事業者Top60 公開

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業界地図「事業者とEPC発注先の関係」を公開しました

業界地図「太陽光発電所事業規模と主事業規模」を公開しました